ノンフィクション

今後1000年も大丈夫? 『空海の風景』(上・下)

 司馬遼太郎による空海の伝記。 ノンフィクションとエッセイと小説が合わさったような本。  1000年以上も前の人物なので、足跡や業績については史実と捏造と錯誤が混在してる模様。 そこで... 【続きを読む】
小説

長いシリーズになりそう 『きたきた捕物帖』

 宮部みゆきの連作時代劇。 帯にある「謎解き×怪異×人情」は実際そのとおりで、絶妙なブレンド具合でもって読ませます。  タイトルの「きたきた」が暗示する、岡っ引き見習いだった朴訥な主人... 【続きを読む】
小説

相棒だって忙しい 『メインテーマは殺人』

 シャーロック・ホームズの友人・ワトソン博士とか、明智小五郎の助手・小林少年とか、バットマンの弟子・ロビンとか…。  彼ら“相棒”は意外と忙しい。 事件の謎に対して強引な憶測を展開し、... 【続きを読む】
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教養

格差や分断生む資本主義 『日本列島回復論』

 商品やサービスを提供する際、しばしば「差別化をしよう」とか言う。競合との差別化ができれば、値下げ競争におちいらずに済むから。  ところが、そのあたりに資本主義の大きな問題があると著者... 【続きを読む】
教養

いつしか蔓延、言動を縛る 『同調圧力』

 犯罪者の親族へ非難が集まる。部活で先輩への服従を強いられる。会議で前向きな提案をして煙たがられる。ダークスーツを着て就職活動に臨む。 これらの現象は、日本社会にはびこる同調圧力の作用。 誰... 【続きを読む】
小説

異端の組織!? 地下神殿!? 『死神の棋譜』

 とても現実とは思えない、常識では考えられない…そんな殺人事件が、現実的で常識的な決着を迎えるというのが、ミステリーのひとつの定形だろう。  本書は奥泉光による、将棋界を舞台にしたミス... 【続きを読む】
小説

死生観ドライな伊賀忍者 『忍びの国』

 忍者って、超能力者かミュータントかというド派手なものから、農民以上盗賊未満ほどの地味なものまで、いろんな描かれ方がある。  戦国時代に忍者と武士が激突した「天正伊賀の乱」を舞台にして... 【続きを読む】
教養

過激化のメカニズム 『歪んだ正義』

 アニメや特撮などのヒーロードラマに登場する悪役たち。ドラマを観るに、その大多数には「悪いことをしてる」との自覚がある模様。 だけど現実の、凶悪なテロ事件を起こした実行犯たちは、マスコミへ「... 【続きを読む】
小説

安倍晴明っぽい? 『大江戸火龍改』

 夢枕獏の伝奇シリーズ。 江戸時代の後期、怪異や妖物などに対処する「火龍改」を務める、謎めいた男・遊斎の活躍を描く。  飄々とした遊斎のたたずまいは、どこか安倍晴明に通じるものが。著者... 【続きを読む】
小説

巨大マンションで殺し合いが 『ハイ・ライズ』

 J・G・バラードによる、純文学みたいなSF。  英ロンドンの郊外に建てられた、40階建て1000戸という巨大な分譲マンションが舞台。内部にはスーパーマーケットやプール、レストラン、学... 【続きを読む】
小説

空気感や心情がよみがえる 『四畳半神話大系』

 人生も半世紀を過ぎたというのに、過去にしでかしたアレコレの思い出に、しばしば悩まされる。 もう関係者は忘れていて、ウジウジこだわってるのは私だけなんだろうけど、どうにも頭から離れない。この... 【続きを読む】
教養

RPGみたいな世界 『未来の地図帳』

 将来の日本について、ひとつの具体像を示してる本。  各種の統計データなどから導き出される必然として、もはや人口減少と東京一極集中は止められない。 これに対し、著者は「戦略的に縮む」と... 【続きを読む】
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