知識・教養

天竺堂の本棚

社会や環境がもたらす呪縛を考察 『魂の脱植民地化とは何か』

社会や環境から押し付けられる価値観や行動規範などが、無自覚なままに私たちの思考・言動を縛り、悪影響を及ぼしてる状態…これが「魂の植民地化」らしい。 呪縛が生まれる構造や、そこから脱するための道筋などを... 【続きを読む】
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認識の極致へ 刺激的な思索 『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』

天才哲学者の生涯や業績について、言語哲学・分析哲学の専門家が紹介してる本。 言語の限界、認識の極致を見極めようとしたウィトゲンシュタインの思索。 それはもちろん刺激的なんだけど、当人の生き方も、負けず... 【続きを読む】
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自分で考える大切さ力説 『思考力』

著者は『思考の整理学』などで知られる、英文学者の外山滋比古。 知識の詰め込みではなく、自分で考えることの大切さを力説してる。そこは納得できるし、考える力の育て方など、おおむね有益なことが書いてあると思... 【続きを読む】
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確度が高い 近未来の予測 『21世紀の歴史』

フランスの経済・政治学者ジャック・アタリが、2050~2100年ごろを予測してる本。 本書によると近い将来、国家の枠を超えた資本主義の「超帝国」が出現する。そうして、地域紛争がエスカレートした「超紛争... 【続きを読む】
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知的書評合戦のルールなど紹介 『ビブリオバトル』

書評を競わせる知的ゲーム「ビブリオバトル」のガイドブック。 ルールや楽しみ方に加え、京都大の大学院で考案された歴史や、全国で大会が開かれるようになった現状なども紹介してる。 本が好きな人なら、読書が好... 【続きを読む】
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死生観は“理屈でない”と分かる 『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』

ロボット工学から脳科学まで網羅してる、理系研究者が“死”を考察した本。 私たちが行動する際、脳が認識するよりも先に身体が動いてることが、近年の研究で明らかになった。 よって、「意識」や「心」と呼ばれて... 【続きを読む】
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日本ならではの解釈や考察も 『哲学のヒント』

日本において哲学がどのように捉えられてきたのか、平易に説いてる本。 私たち日本人は普通、日本語で考える。 ボンヤリとした思いであっても、日本語で捉え直して認識する。日本語で伝達したりもする。 哲学とは... 【続きを読む】
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認識拡げる“拡張”で変革を 『独立国家のつくりかた』

社会改革について、ユニークな提案をしてる本。 国民の生存権をないがしろにする、今の国家・政府は認められない。 けれど、暴動やテロによって無理矢理に体制を転覆させても、より良い社会など到来しないだろう。... 【続きを読む】
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場数や資質が求められそう 『心理療法個人授業』

クライアントとの間に生じる濃密な関係さえも利用しつつ、治癒へ導くなんてこと、たやすくできはしない。 臨床心理士の資格要件が高すぎるのも無理はない…とも思う。 けれど、理論と技術を身に付けたとしても、誰... 【続きを読む】
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