天竺堂の本棚

緊迫から疾走へ 刺激的なファンタジー 『カッコーの歌』

フランシス・ハーディングのファンタジー。  舞台は第一次大戦後のイギリス。 冒頭、主人公の少女が記憶喪失の状態で目覚める。池でおぼれかけたらしい。記憶は徐々によみがえってくるけど、イマイチ確信が持てな... 【続きを読む】
施設長の学び!

“大学”で学び直してみる

このほど、「放送大学」に入学しました。  大学入学資格(高等学校卒業など)があれば入れる、通信制の大学です。 手続きをして学費を支払うと、入学許可書が送られてきました。あとは自分で学習を進めていくだけ... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

改稿の謎めぐるディストピアSF 『カムパネルラ』

『銀河鉄道の夜』をモチーフにした、山田正紀のSF。  舞台は現代日本なんだけど、メディア管理庁という思想統制機関が支配するディストピア。 ここでの「銀河鉄道の夜」は、自己犠牲を賛美してるとも読み取れる... 【続きを読む】
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ノンフィクション

右派/左派とは別次元にある“自由” 『リバタリアニズム』

アメリカなどで拡大してる自由至上主義、その歴史や現状などをまとめたノンフィクション。  信奉者は「リバタリアン」と呼ばれ、市場の自由化とか、公権力の縮小、個人尊重などを進展させようと活動してる。  個... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

服は人なり? 奇想あふれる傑作SF 『カエアンの聖衣』

高級ブランドのスーツをさっそうと着こなしてる人は、大企業に勤めてるように見えたり、シゴトができそうに見えたりする。 だけど実は、着てる人なんか無関係で、すべてはスーツの効果かも知れない。その人からスー... 【続きを読む】
ノンフィクション

本と文化を担う 山奥の行商人たち 『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』

イタリア在住の日本人ジャーナリストによるノンフィクション。  トスカーナ州の山奥にある「モンテレッジオ」は、本の行商人たちの村だった。…という話を、ベネツィアの古書店で小耳にはさんだ著者。 実際にモン... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

小さな本屋の人間模様 ジンセイの妙味 『燃えよ、あんず』

タイトルから想像したのは、あんずという名の元気な主人公が、逆境や挫折を乗り越えてシアワセになるという、NHKのドラマっぽい物語。「燃えよドラゴン」ネタが少々入ってたりして。 実際には、室生犀星の詩から... 【続きを読む】
施設長の学び!

無償や廃棄を前提にはしたくない

福祉作業所の製品を扱っている某セレクトショップ。私はしばしば訪れます。 ウチの製品を置いて下さっている関係もありますが、よその作業所の製品に触れることで、多くの学びや刺激が得られるからです。  近ごろ... 【続きを読む】
ブロポタ

山鹿市山鹿-JR熊本駅前:「ゆうかファミリーロード」を南下

終点に設けられているゲート  熊本県の北部にある山鹿市から、ブロンプトンで熊本市まで南下しました。 今回は鉄道と路線バスを利用。ブロンプトンに乗るようになって、初めての本格的な輪行となりました。  輪... 【続きを読む】
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