天竺堂の本棚 認識の極致へ 刺激的な思索 『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』 天才哲学者の生涯や業績について、言語哲学・分析哲学の専門家が紹介してる本。 言語の限界、認識の極致を見極めようとしたウィトゲンシュタインの思索。 それはもちろん刺激的なんだけど、当人の生き方も、負けず... 【続きを読む】 2013.11.04 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 自分で考える大切さ力説 『思考力』 著者は『思考の整理学』などで知られる、英文学者の外山滋比古。 知識の詰め込みではなく、自分で考えることの大切さを力説してる。そこは納得できるし、考える力の育て方など、おおむね有益なことが書いてあると思... 【続きを読む】 2013.11.02 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 確度が高い 近未来の予測 『21世紀の歴史』 フランスの経済・政治学者ジャック・アタリが、2050~2100年ごろを予測してる本。 本書によると近い将来、国家の枠を超えた資本主義の「超帝国」が出現する。そうして、地域紛争がエスカレートした「超紛争... 【続きを読む】 2013.09.29 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 知的書評合戦のルールなど紹介 『ビブリオバトル』 書評を競わせる知的ゲーム「ビブリオバトル」のガイドブック。 ルールや楽しみ方に加え、京都大の大学院で考案された歴史や、全国で大会が開かれるようになった現状なども紹介してる。 本が好きな人なら、読書が好... 【続きを読む】 2013.09.09 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 死生観は“理屈でない”と分かる 『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』 ロボット工学から脳科学まで網羅してる、理系研究者が“死”を考察した本。 私たちが行動する際、脳が認識するよりも先に身体が動いてることが、近年の研究で明らかになった。 よって、「意識」や「心」と呼ばれて... 【続きを読む】 2013.07.04 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 日本ならではの解釈や考察も 『哲学のヒント』 日本において哲学がどのように捉えられてきたのか、平易に説いてる本。 私たち日本人は普通、日本語で考える。 ボンヤリとした思いであっても、日本語で捉え直して認識する。日本語で伝達したりもする。 哲学とは... 【続きを読む】 2013.05.09 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 認識拡げる“拡張”で変革を 『独立国家のつくりかた』 社会改革について、ユニークな提案をしてる本。 国民の生存権をないがしろにする、今の国家・政府は認められない。 けれど、暴動やテロによって無理矢理に体制を転覆させても、より良い社会など到来しないだろう。... 【続きを読む】 2013.03.19 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 場数や資質が求められそう 『心理療法個人授業』 クライアントとの間に生じる濃密な関係さえも利用しつつ、治癒へ導くなんてこと、たやすくできはしない。 臨床心理士の資格要件が高すぎるのも無理はない…とも思う。 けれど、理論と技術を身に付けたとしても、誰... 【続きを読む】 2012.08.16 天竺堂の本棚知識・教養
天竺堂の本棚 難解な思想 分かりやすく 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 インドから日本に伝わった東洋哲学についての、ユニークな入門書。 仏教の真髄とか、“悟り”を伝える難しさとか、「喝!」の理由とか、ド派手な仏像の狙い…などなど。 難しいことを分かりやすく噛み砕いて、巧み... 【続きを読む】 2012.05.08 天竺堂の本棚知識・教養