天竺堂の本棚 懐かしさの奥にひそむ 寂しさや痛々しさ 『死んだ山田と教室』 誰もが必ず関わる、学校や教室というもの。 少数のオトナが多数のコドモを教育するための、効率的な枠組み。 私たちは若年期、学校に通い、教室に入る。年齢とか学力とか居住地などの条件により、若者たちが学校に... 【続きを読む】 2024.06.07 天竺堂の本棚小説
施設長の学び! 支援者として“親亡き後”に直面(その2) 前回「支援者として“親亡き後”に直面(その1)」の続きです。 利用者Aさんのショートステイ初日。 BグループホームにAさんを入れ、施設に帰り着いた私は、ヘトヘトに疲れていました。身体的な疲労に加え、嫌... 【続きを読む】 2024.05.27 施設長の学び!現場の学び
施設長の学び! 支援者として“親亡き後”に直面(その1) 障害のある人たちのいる家庭において、必ず直面することになる課題のひとつが“親亡き後”です。 残された子供が障害を抱えながら生きていくことへの不安や、事前に準備しておくことの難しさなどが、課題として親御... 【続きを読む】 2024.05.16 施設長の学び!現場の学び
その他 ナナメ上行く 勘違いやウロ憶え 『100万回死んだねこ』 間違ってる書名を集めた本。 福井県立図書館がウェブサイトで公開してる「覚え違いタイトル集」の書籍化。 来館者たちの勘違いやウロ憶えは、想定のナナメ上を行ってるぞ。 笑える“ネタ集”として読めるけど、本... 【続きを読む】 2024.05.02 その他天竺堂の本棚
天竺堂の本棚 “理不尽”にあらがう小学生たち 『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎の連作短編集。 どれも主人公は小学生で、社会や学校にはびこる“理不尽”に直面し、あらがって奮闘する姿が描かれる。 ページをめくりながら、はるか昔の小学生時代がボンヤリと思い返されたり。 著者... 【続きを読む】 2024.04.14 天竺堂の本棚小説未分類
施設長の学び! 園旅行の参加・不参加に思うこと ウチの施設には「園旅行」という行事があります。 利用者さん対象の旅行企画で、数年おきに開催しています。 バスや列車をチャーターして行楽地などに出かけ、景勝地を散策したり、郷土料理を食べたり、お土産を買... 【続きを読む】 2024.04.06 施設長の学び!現場の学び
天竺堂の本棚 兼愛や非攻 実現へ奮闘努力を 『墨子 よみがえる』 古代中国の思想家「墨子」を勧めてる本。 平等と博愛を説く「兼愛」や、侵略戦争を否定する「非攻」などの考えを、今の社会にこそ必要とばかりに、著者は激推しする。 墨子と聞いて思い浮かぶのは、酒見賢一『墨攻... 【続きを読む】 2024.03.26 天竺堂の本棚知識・教養
施設長の学び! 弟なりの“自立”を目指して ダウン症の実弟が、このほど、実家からグループホームに移りました。 弟は50歳代、両親は80歳代……離れて暮らし始めるには、これがギリギリのタイミングだったように思えます。 弟は以前、ウチの施設が運営す... 【続きを読む】 2024.03.09 施設長の学び!現場の学び
ノンフィクション 項目の充実が 地域を盛り上げる 『ウィキペディアでまちおこし』 インターネットの百科事典「ウィキペディア」への執筆や編集をボランタリーに行なう人たち(ウィキペディアン)の活動について書かれた本。 ウィキペディアンにして図書館司書の著者は、日本各地で開かれるイベント... 【続きを読む】 2024.02.07 ノンフィクション天竺堂の本棚