エッセイ

私小説っぽい食べ歩きエッセイ 『悶々ホルモン』

ホルモン食べ歩きのグルメエッセイ。 なんだけど、20代後半の独身女性フリーライターの私小説っぽい側面があり、そこが本書の特色かも。  著者のホルモン好きは有名らしく、東海林さだおのエッセイにも登場して... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

全国最低の自殺率 海部町の秘密 『生き心地の良い町』

慶応大学の院生が“自殺予防因子”の研究をまとめた本。  研究対象となったのは、自殺率が全国でも極めて低いという、徳島県の海沿いにある海部町(現・海陽町)。4年かけて調査や解析を行なったそうな。  結果... 【続きを読む】
マンガ

“好き”を楽しみ極めつくす芸人 『ネイチャージモン』(1~9)

お笑いグループ「ダチョウ倶楽部」メンバー・寺門ジモンの、驚くべき“生態”を描いた、セミドキュメンタリー的なマンガ。  独自の過激なトレーニングを30年以上も続けており、肉料理とオオクワガタをこよなく愛... 【続きを読む】
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施設長の学び!

利用者を“オトナ”にしない

「利用者さんを“オトナ”にしないで下さい」 近ごろ、印象に残った言葉です。福祉施設職員向けの研修での講義でした。  この場合の「オトナ」とは、何を指すのでしょう? 通常は「成人した男女」なのですが、講... 【続きを読む】
マンガ

人類の滅亡か? 個人の犠牲か? 『ぼくらの』(1~11)

15人の中学生たちが、謎の超巨大ロボットを順番に操縦し、地球の敵と戦わなければならなくなる。 敵を倒さないと地球は滅亡してしまう。敵を倒して地球を救っても自分の命は燃え尽きるという、何とも理不尽なルー... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

臨死体験めぐるスリリングな物語 『航路』(上・下)

コニー・ウィリスSF大作。上下巻。  臨死体験を擬似的に起こせる物質が発見され、認知心理学者と神経内科医のチームが、この物質をボランティア被験者たちへ投与し、聴き取り調査を始める。 ところが、アクシデ... 【続きを読む】
施設長の学び!

44歳で老人会のメンバーに?

私の知人に、ケアマネジャーの女性がいます。 ステップアップを目指して現在、社会福祉士の試験勉強中。  この女性、珍しいことに44歳で地元の老人会に入会、さまざまな地域活動に取り組んでいます。 ユニーク... 【続きを読む】
施設長の学び!

“断ること”の効用

多くの人は、断ることが苦手です。私もそうです。 私たちの「相手の気分を害したくない」「期待に応えられる自分でありたい」という思いが、「いいえ」「できません」との言葉を言いにくくしているようです。  私... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

迫る大災害 価値観や思い交錯 『深紅の碑文』(上・下)

SF大作『華竜の宮』の続編。  目前に迫ってる、地球規模の大災害。 人類存続のために奔走する者、個人の信念や意地をつらぬこうとする者、星間宇宙船に思いを託す者…それぞれの立場や価値観が交錯し、衝突する... 【続きを読む】
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