理系の世界にも文系が関係 『池上彰の教養のススメ』

 東京工業大学の教養教育拠点「リベラルアーツセンター」の教授になった著者が、教養の大切さを力説した本。

 近年、東工大は教養教育に力を入れてるそうな。
 かつて地下鉄サリン事件などを起こしたオウム真理教に、東工大などの理系学生が多数く入信してたことが、背景にあるらしい。
 その危機感や反省から、生きていく“土台”というか、人生の“基礎”みたいなモノゴトの学びが重視されるようになった模様。

 本書では、同センターの教授陣が研究してる哲学や社会学などを、著者が対談形式で紹介。

 ダム建設問題に揺れる現場へ、哲学の先生が入って地域住民と行政の間に立ち、建設的な対話を促すという「社会的合意形成」とか。なかなかに刺激的です。
 理系の世界であっても、文系の学問が密接に関係してることが分かる。

 多様化してる今の社会でこそ活きてくるという教養。
 身に着けるコツは、とにかくたくさん読書することや、得意分野と正反対のところから始めてみることだって♪

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