“対抗発展”を提唱 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』

 『世界がもし100人の村だったら』を書いた政治学者が、経済成長を不可欠とするような“常識”に疑義を唱えてる本。

 全世界の人々の生活水準が、先進国の一般市民レベルまで引き上げられたなら、この地球数個分の資源が必要になるらしい。
 なので、経済の成長や発展は、みんなを等しく豊かにするものではないと。このままでは貧富の地域格差が拡がるばかりだし、やがては社会全体が疲弊してしまう。

 そこで、著者は“対抗発展”という概念を提唱。経済活動がシフトダウンあるいは後退しようとも、エネルギー消費や労働時間が減った分、芸術が進歩したり、精神が成熟したり、自然環境が改善したり…それらを“発展”として捉える価値観の醸成を呼びかける。

 「時間はかかるだろう」とか付け加えられてはいるけど、対抗発展っぽい動きは、すでに始まってる気がします♪

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