各種事例を検証 『商店街再生の罠』

 衰退した商店街を再生させようとする、全国各地での事例を検証した本。

 大分県の豊後高田市は、「昭和レトロ」のコンセプトで商店街を整備し、観光客を増やした。
 ところが、一見客ばかりが局所的に押しかけ、土産物を扱う店しか相手にされないという結果に。

 鳥取県の2都市、境港市は「鬼太郎の街」を、北栄町は「名探偵コナンの街」を、それぞれ打ち出してる。
 しかし、商店主たちの行動力や、扱われるキャラクターの性質の違いなどにより、明暗が大きく分かれてしまった。

 また、振興策に多く見られる「B級グルメ」。
 これには“ヒットしやすい条件”があるらしいけど、ヒットしても地元がうるおうとは限らないそうな。

 再生できてる事例は、まず地元住民のニーズを満たすべく、商店街が努力を重ねてきたところばかり。
 商店街の再生に“罠”があるとすれば、地元の実情を無視する形で、よその成功事例を安易・安直に模倣しようとするあたりにひそんでいるようです。

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