理念も実践も素晴らしいんだけど 『下り坂をそろそろと下る』

 少子高齢化社会から人口減少社会へとシフトしてる日本。
 過去の成功体験にとらわれず、これから到来する衰退を認め、狭い国土に見合うシアワセを追求していこう…と主張してる本。

 関連して、著者自身の取り組みを紹介、演劇やアートの活動が地方振興に寄与した具体例が中心。
 個々の事例は刺激的で興味深いものの、「下り坂をそろそろと下る」ビジョンとのつながりが分かりにくい。

 これからの日本について著者は、「勝てないまでも負けない」スタンスとか、「寛容と包摂の社会」の必要性などを説いてる。
 大いに納得できる半面、地方での地道な文化施策によって実現するたぐいのものなのかは疑問。

 理念も実践も素晴らしいんだけど、両者がイマイチ噛み合ってないような…?

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