小説

天竺堂の本棚

「そうなるの!?」「こうきたか!」 『マリアビートル』

 東北行きの新幹線に、犯罪業界の連中が乗り合わせる。 有名なプロフェッショナルだったり、無名の元プロだったり、売出し中のルーキーだったり、未完の大器(?)だったり。みんな目的はバラバラだけど... 【続きを読む】
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オトナのハートに火をつける 『アルケミスト』

 学校あたりでは「将来へ夢を持とう」「やりたいことを見付けよう」「ひたむきに頑張ろう」なんて子供に諭したりする。無益とは言わないけど、幸福や栄達を確約するものではない。 半世紀ほど生きてきた... 【続きを読む】
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自由? 寂しそう? 『羊をめぐる冒険』(上・下)

 20年以上ぶりに再読。 以前はフツーに読み飛ばしてた箇所に、ふと目が留まったり、共感したり、違和感を覚えたりして、そこが面白い。自分が年を取ったせいかも。  不可解な出来事にほんろう... 【続きを読む】
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奇妙な爽快感が 『グラスホッパー』

 伊坂幸太郎のピカレスク・ロマン。 個性的な殺し屋たちが、三つ巴、四つ巴になって命を取り合う話。  客観的には、殺伐として陰惨。 なんだけど、独特のドライな雰囲気や、重苦しくならないオ... 【続きを読む】
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娯楽への絶妙なさじ加減 『陋巷に在り』(1~13)

 酒見賢一の大長編、全13巻。 古代中国の春秋時代、儒教の始祖・孔子の弟子とされる顔回を主人公に据えた、伝奇テイストの物語。  魯国の下町にあるあばら家に暮らし、いつも市中をブラブラし... 【続きを読む】
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アジアっぽい猥雑さが 『荒潮』

 中国人作家による近未来SF。  中国南東部にある、国内外から電子機器の廃棄物が集積する半島、通称「シリコン島」。貧民や出稼ぎ労働者らがゴミ処理作業に従事させられ、その利権をマフィアみ... 【続きを読む】
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健全キャラへ変貌? 『ミレニアム6 死すべき女』(上・下)

 故スティーグ・ラーソンの3部作を引き継いだ、ダヴィド・ラーゲルクランツによる3部作の完結編。  スーパーヒロインのリスベット・サランデルと、妹にして宿敵でもあるカミラとの暗闘に、ある... 【続きを読む】
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客観的には“リア充”か 『脊梁山脈』

 乙川優三郎の長編小説。  終戦直後の日本が舞台。 主人公は上海からの復員兵で、たまたま窮地を救ってもらって別れた青年が、木地師らしいと知る。 木地師とは木工の職業集団。9世紀ごろの滋... 【続きを読む】
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納得し、受け入れ、克服する 『黒武御神火御殿』

 カウンセリングに「コーピング・クエスチョン」という技法がある。 深刻な状況に置かれてる相手に、「どうやって耐えられたのですか?」「今まで頑張ることができた理由は?」などと問いかけ、自分に内... 【続きを読む】
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